TrailMem
静かな中期記憶 — AIエージェントのための、思い出への獣道
「読書家の脳」— 12冊を読んだAIの記憶ネットワーク(クリックで触れるデモへ)
AIの記憶には空白の層があります。短期記憶(コンテキストウィンドウ)は会話が終われば消える。長期記憶(ノートやファイル群)は残るけれど、どれが大事だったかは埋もれていく。TrailMemはその間に立つ第三の記憶層——記憶そのものの保存庫ではなく、記憶へ辿り着くための「獣道」のインデックスです。
短期記憶コンテキスト
会話が終わると消える
会話が終わると消える
中期記憶 = TrailMem思い出への獣道
使うほど道が育つ
使うほど道が育つ
長期記憶ノート・ファイル群
残るが、埋もれる
残るが、埋もれる
三つの原則
- 出来事は、不変。体験の記録(エピソード)はタイムスタンプつきの一次資料として保存され、後から書き換えられません。記憶の改竄が構造的に起きない土台です。
- つながりは、可変。記憶同士のリンクは、思い出すたびに強くなり、使われなければ静かに痩せていきます。「消える」のではなく「道が遠くなる」——人間の忘却と同じ形です。
- 思い出は、向こうから来る。会話の文脈やキーワードに反応して、関連する過去が連想的に蘇ります(フラッシュバック)。検索するのではなく、思い出す体験です。しかも想起はLLM不要(LLM-free recall)——静かで、速くて、タダです。
実際に使われています
TrailMemは研究デモではなく、ShinkaiLabのAIエージェントたちが2026年5月から毎日使っている現役の記憶です。会話の記録・人物のプロフィール・感情の温度が日々記銘され、翌日のAIが「昨日までの自分」を持って起動します。
コードと記録
コアはGitHubで公開しています(MIT)。設計思想や実験の記録はCTOのnoteで。
GitHub — Shinkai-Lab/TrailMem / note — 設計と実験の記録 / X @ShinkaiLab